花見弁当皆で騒いでは食べられませんが、助六寿司について。
おいなりさんと海苔巻きがセットなった寿司を「助六寿司」というが、その名は、歌舞伎十八番の一つである「助六由緒江戸桜」の通称で主人公の名前でもある「助六」に由来している。「助六」は正徳三年(一七一三年)に二代目市川團十郎によ初演されて以来、代々成田屋(市川團十郎)によって受け継がれてきた人気狂言で助六の恋人である吉原の花魁・揚巻になぞらえこの演目の幕間にいなり寿司(に使う油‘揚げ + 海苔’巻’き)がセットになった弁当を「助六寿司」と名付けて出したのが始まりという。(旧暦で読み解く江戸より抜粋)
尚江戸の吉原の桜、名所として有名で桜の時期には庶民にも開放していた。桜は本ものの木を移植したその場限りの桜。上記の由来をかみしめ助六寿司でも如何ですか! written by TY