南太平洋諸島との国際交流・救援ボランティア

国際ボランティアNPO法人南太平洋協会

旧暦カレンダーとは?

「旧暦って聞いたことあるけど、いったいナニ?」

旧暦とは「太陰太陽暦」のことです。「陰暦」と呼ばれることもあります。

「太陰」とは、お月さまのこと。だから月と太陽の運行日数を両方とも取入れた暦を「太陰太陽暦」と言うのです。世界で使われている暦は、大きく分けると3種類あります。

一般的なのが「太陽暦」もうひとつが「太陰暦」。即ちルナカレンダーと呼ばれているもの。そして3つ目が「太陰太陽暦<Lunisolar Calendar>」です。

ついでに言いますと、「太陰暦」にはイスラム暦があり、今もイスラム教の人々の間で使われています。そして、ユダヤ暦は「太陰太陽暦」の一種で、イスラエルをはじめ、世界中のユダヤ人の生活規範となっています。

まず、その年が暖冬なのか酷暑なのか、また平年並みなのか、不順な年なのかが、うるう月の入り方で明瞭に予測できるんですよ。

『うるう月』ってナニ?
今の暦のうるう年は4年に1度、2月が1日多くて1年が366日になるだけ。でも旧暦では平均2年7ヶ月に1回、それも1年が13ヶ月になるんです。平年354日の1年がうるう年になると、385日になるんだから不思議な暦ですよね。
だから、例えば5月にうるう月がくれば、その年は長雨で夏が長い。うるう3月のある年は夏の訪れが遅れ、作物の育成は例年より遅くなるというわけです。こんな事が旧暦時代の人達は誰でもわかっていたんですよ。
『でもその詳しいワケは、今はヒミツ…』
年間の天候予測は、衣料品メーカーや空調機、飲料メーカーにとっては、何としても知っておきたいこと。商売の重大情報ですからね。ビジネスマンには必須アイテムなんですよ!!!
旧暦を知らなくても平気で生きていけるけど、知らないと損するっていうことがよ~くわかるでしょ?

次に衣替えや冷暖房機器の入れ替え時期が、毎年今のカレンダー通りでないのはご承知の通り。旧暦なら、ほぼ適正にその日が設定できます。

衣替えは今の暦では6月1日と10月1日頃。旧暦では4月1日と9月1日。今の暦だと、本当の四季の移り変わりが明確につかめなくて、悩んでいるパーフェクト主婦は悩みが多いのでは?でも、旧暦の衣替えの時期は、不思議にピッタリなんですよ。
『そのワケも、今はヒミツ…』
扇風機をいつ出せばいいのか。ホットカーペットはいつ倉庫入りか。毎年迷う悩みですよね。旧暦なら、これもピッタリなんですよ!!

3つめは、これまた大切な食べ物の『旬』が明確にわかるということ!

キュウリはいつが一番おいしくて安いのか。天然もののミョウガはいつ出回るのか。春の山菜は?秋のキノコは…??
温室栽培や促成栽培で旬がわからず、栄養素は昔の1/3なんです。こんな食生活を、旧暦を取り入れて修正してみませんか。これこそ、最も安上がりな健康法では…?
また、この暦は月の満ち欠けが一目瞭然ですから、釣り人にとっては重宝しますよ。旧暦の各月の1日は必ず『闇夜』。15日か16日が満月。8日と23日は半月ですから、月の姿を見れば旧暦の日付と潮の大小がわかるんです。

*とにかく、衣・食・住・趣味・農業・季節物の商い、古典の理解、そしてあらゆる省エネに役立つのです。今の暦と、四季ごとの旧暦カレンダーを並べて使うと、『季節』が透けて見えますよ。
旧暦はまさしく自然暦!! 古くて新しい知恵の宝庫です。

当協会について

活動内容について

南太平洋諸国の情報

旧暦カレンダー

このサイトについて